ポトス ‘グローバル・グリーン’ 管理方法
Epipremnum pinnatum ‘Global Green’ / ポトス ‘グローバル・グリーン’
品種登録出願番号 第34368号
家庭内でもうまくいくBC育種家 浅岡宏明氏がお勧めする管理方法です。
(◎青字、×赤字)
① 置き場は室内の明るい所
ポトスが健全に育つのは、人が生活していても快適な空間です。
→少なくとも本が読める程度の明るさ:
植物には一定の光量が光合成のために必要です。ただし
一般的に販売されている観葉植物は遮光した状態で育てているため、いきなり直射日光にあてることは葉焼けをおこしてしまいます。これは避けてください。
→十分な空気の循環:
植物の蒸散作用を促進して生育を促します。24時間換気、サーキュレーターなどを使用し常に空気が動くことで植物の蒸散作用が上がり植物が呼吸しやすくなります。
② 水のあたえ過ぎに注意
水の与え過ぎで土が湿り続ける状態は根腐れの原因になります。
→葉の状態をチェック:
水やりは日時で決めるのではなく植物の状態で判断します。毎日葉を触ってみると水が必要かどうかわかるようになります。
→季節や温度で調整:
特に冬の間に水を与え過ぎると枯れてしまいます。熱帯植物の生育温度は12~30度です。12度を下回ると生育が鈍り、植物が水を吸収しにくくなります。
③ 葉にホコリがつかないこと
葉にほこりがついたまま放置すると、光合成や呼吸が阻害されます。濡れたティッシュなどで葉の表面・裏面とも拭くか、シャワー等の流水で洗い流します。こまめにホコリを掃除することで植物の代謝が上がります。
④ 適切な時期に施肥
古い葉が枯れたり、葉の色があせたり、葉の縁に黄色い斑点が出たら肥料が切れたサインです。固形肥料なら5月と9月にそれぞれ1回、液体肥料は1か月に1回、与えます。液体肥料は規定倍率よりも2~3倍薄めたものを頻度よく与えると効果的です。一度に大量にではなく、こまめに与えることで美しい株姿になります。
⑤ 1~2年に1度の植え替え
使う土の性質によって育ち方が変わります。育てたい株姿によって用土を選ぶ方法もあります。
→柔らかい有機質主体の土:
茎が伸びやすくなりますので、1年に1回程度の頻度で植替えます。
→赤玉土主体のゴロゴロした土:
節間の短い引き締まった育ち方になります。2年に1回程度の頻度で植替えます。
以上のポイントに注意すれば ‘グローバル・グリーン’ やその他のポトスをうまく育てることができると思います。
葉の美しさや植物が伸びる生命力を楽しんでください。
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ポトス ‘グローバル・グリーン’ の生みの親 浅岡氏の紹介ページになります。